福岡市の地下鉄は、1981年(昭和56年)に「空港線」が、翌年に「箱崎線」が開業しました。このとき開業と同時に地下鉄の各駅に、日本で初めて「駅シンボルマーク」が採用され、話題を集めました。
2023年(令和5年)に全線開通した「七隈線」も含め、全36駅すべてに「駅シンボルマーク」がデザインされ、利用者に親しまれています。
2023年(令和5年)に全線開通した「七隈線」も含め、全36駅すべてに「駅シンボルマーク」がデザインされ、利用者に親しまれています。
駅のある、まちの特徴がひと目でわかる!
デザインのモチーフは、駅周辺のまちの歴史や特徴、地名の由来など。もともとが歴史と伝統文化に富んだ都市だけに、デザインも多彩。市民にとっては駅やまちがひと目でわかる目印になっています。また、市民だけでなく観光客にも、まちをわかりやすくアピールするシンボルとして活躍しています。
例)駅シンボルマークとその由来
唐人町(とうじんまち)
大陸文化と深くつながっていた歴史をアピールするために、やきものの壷に唐の字をデザインし、唐草模様を表現しています。
大陸文化と深くつながっていた歴史をアピールするために、やきものの壷に唐の字をデザインし、唐草模様を表現しています。
赤 坂(あかさか)
平和台陸上競技場があり、アスリートで賑わうまち。「赤坂」の「ア」の字をスポーツ選手に見立て、スピード感のあるデザインで表現しています。
平和台陸上競技場があり、アスリートで賑わうまち。「赤坂」の「ア」の字をスポーツ選手に見立て、スピード感のあるデザインで表現しています。
天神南(てんじんみなみ)
童謡の発祥地。「てんじん様の細道じゃー」と歌いながら「通りゃんせ」をして遊ぶ子どもたちを、かわいいイラストにしています。
童謡の発祥地。「てんじん様の細道じゃー」と歌いながら「通りゃんせ」をして遊ぶ子どもたちを、かわいいイラストにしています。
(提供:福岡市交通局)
地下鉄と一体になって、まちづくりや活性化に役立っています!
地下鉄誕生と同時にデビューし、駅や路線図などさまざまなシーンで利用されてきた「駅シンボルマーク」は、地下鉄とまち、まちと人をつなぐコミュニケーションシンボル。地下鉄と一体になって、地域の発展や活性化、まちづくりに大きく寄与しています。