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昭和40年代からの急激な宅地開発による人口の急増に伴い、広島市北西部は深刻な交通問題が生じていた。
地域の交通問題の抜本的な解消、さらに広島都市圏の交通体系の高度化・効率化を目指して、1986年に新交通システムの導入が決定された。
翌87年には第三セクター方式の広島高速交通株式会社が発足し、1994年8月20日に本通~広域公園前間18.4kmが開業。地域の交通問題の解消だけではなく、1994年に開催されたアジア大会の観客輸送にも寄与した。
この路線の愛称は広く市民から募集し、日本語の「明日」と英語の「トラム(電車)」および「ライン(路線)」を組み合わせた「アストラムライン」と決定した。「明日に向かって走る電車路線」「未来に伸びゆく電車路線」「未来が平和であることを願って走る電車路線」などの意味がこめられている。
2015年3月14日、JR山陽本線との交差部に新白島駅が開業したことにより山陽本線との乗り換えが可能になった。
2020年から始まった新型車両(7000系)の置き換えが2025年5月に完了。新型車両は従来の6000系と比較して空調機能や防犯機能、バリアフリーへの配慮が向上している。そのほか、駅舎では券売機や改札機などの機器更新を行い、お客様の利便性向上を図る。
2024年には開業30周年を迎え、地域の皆様や関係者へ感謝の気持ちを示すため、記念事業としてヘッドマークの掲出やマナー大使の就任、秋には「アストラム秋のファンまつり」を開催した。また、6000系引退に合わせたイベントも、特設サイトの公開など各種開催している。
アストラムラインでは、全駅にホームドアを設置することで列車との接触を防いでいる。また、さらなる安全を目指し、死角をなくすためホームやコンコースに設置されている監視カメラの増設を進めている。
利用しやすさについては、車いすやベビーカーを利用されるお客様の利便性を上げるため新型車両にはすべての車両にフリースペースを設けている。
駅舎においては全駅に幅広の自動改札機を設置し、車いすやベビーカーを利用される方だけではなくスーツケースなど大きな荷物を持っている方、小さなお子様を連れた方など様々なお客様にとっての利便性も考慮している。
また、老朽化が進んだエレベータの更新やトイレ改修(多目的トイレのオストメイト改修など)を推進。ほかにも経年劣化した案内誘導サインを色彩により視認しやすい統一感を持ったデザインにするなど、お客様が利用しやすい鉄道を目指している。
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