2018年から2021年にかけて5300形の後継として8両編成27本216両が製造された。デザイン面では、歌舞伎の隈取りを現代風にアレンジし、凛々しく躍動感のある外観とした。内装については寄せ小紋や江戸切り子調のデザインを採用するなど、和の落ち着きをイメージしたものとしている。設備面では、防犯カメラや多言語対応の液晶モニターなどを設置したほか、車椅子スペースに加えフリースペースを新設するなど、バリアフリー化を進めた。
製造初年 | 2018年 | 制御方式 | VVVF制御 |
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全長 | 18m | 主電動機出力 | 155kW |
軌間 | 1435mm | 運転最高速度 | 120km/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 216両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 8両×27本 |
都営三田線の冷房化と車両の置き換えを目的に登場した車両で、1993年から2000年にかけて6両編成37本の222両が製造されたが、6500形の導入に伴い、一部の編成は廃車となった。ATOを導入してワンマン運転を行っており、各駅のホームドアにも対応している。全長20m級の片側4扉の車両で、車体はステンレス製で先頭部にはFRPを使用した。車内にはLED式の車内案内表示装置を備え、走行機器にはVVVFインバータを採用した。東急目黒線及び東急新横浜線にも乗り入れる。
製造初年 | 1993年 | 制御方式 | VVVF制御 |
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全長 | 20m | 主電動機出力 | 180kW |
軌間 | 1067mm | 運転最高速度 | 110km/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 144両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 6両×24本 |
都営三田線で22年ぶりに新車となる新型車両。2021年から2022年にかけて6300形の後継として8両編成13本104両が製造された。三田線では初となる8両編成の車両として登場し、輸送力の増強を図った。 デザイン面では、「スマート+コンフォート」をコンセプトデザインとして、社会の変化によって多様化する旅客ニーズや首都圏輸送を取り巻く環境にも対応できるようにしている。設備面では、防犯カメラや多言語対応の3画面の液品モニターなどを設置したほか、車椅子スペースに加えフリースペースを新設するなど、パリアフリー化を進めた。 また、走行中の車両各装置の動作情報を車両基地に伝送できる車両情報管理装置を、都営地下鉄では初めて搭載した。東急目黒線及び東急新横浜線にも乗り入れる。
製造初年 | 2021年 | 制御方式 | VVVF制御 |
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全長 | 20m | 主電動機出力 | 170kW |
軌間 | 1067mm | 運転最高速度 | 110km/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 104両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 8両×13本 |
JR東日本の車両と共通部品を多用し、コスト削減と環境負荷の低減を目指している。2005年から2006年にかけて8両編成で登場した後、2010年には中間車を増備して10両編成が登場した。その後10両編成での置き換え等により、現在では10両編成28本の280両となっている。片側4扉の全長20m級の車両で、車体はステンレス製で前面はFRPを使用している。走行機器にはVVVFインバータを、台車はボルスタレス式を採用。このほか、列車情報管理装置(TIMS)や電気式ドアを採用した。相互直通運転先の京王線でも活躍している。
製造初年 | 2005年 | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 20m | 主電動機出力 | 95kW |
軌間 | 1372mm | 運転最高速度 | 110km/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 280両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 10両×28本 |
都営大江戸線の各駅にホームドアが設けられることに伴う輸送力増強用に製造した車両。12-000形をベースに、デザインの変更を行っている。2011年から翌年に8両編成2本の16両が登場。車体は全長16m級の片側3扉で、大型押出し材を使ったアルミ製だが、ホームドアに合わせてラインカラーの帯配色を変更している。前面はデザインを改め、傾斜を起こして乗務員室のスペースを拡大した。このほか、12-000形と比較し冷房のパワーアップや、集電装置のシングルアーム化、バリアフリーに対応して扉の開閉表示灯の設置、列車情報制御装置の機能向上を行っている。
製造初年 | 2011年 | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 16.5m | 主電動機出力 | 120kW |
軌間 | 1435mm | 運転最高速度 | 70km/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 240両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 8両×30本 |
都営大江戸線向けの車両で、小形の車体とリニアモーター駆動を採用して急勾配、急曲線に対応したほか、ATOによるワンマン運転を行い、運転台を右側に配置している。1991年から2000年にかけて8両編成53本の424両が作られたが、当初は6両編成で、新宿開業で8両編成となった。2種類のデザインがあり、当初はアイボリーに塗装していたが、1997年の増備車両から塗装をやめ、前面のデザインも改めた(アイボリーの塗装車両は廃車済)。いずれも全長16m級のアルミ車体で、すべて電動車。走行機器にはVVVFインバータ制御を採用している。修繕により火災対策の強化を進めた。
製造初年 | 1991年 | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 16.5m | 主電動機出力 | 120kW |
軌間 | 1435mm | 運転最高速度 | 70km/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 224両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 8両×28本 |