1992年から2017年にかけて6両編成38本の228両が製造された。第三軌条集電方式で、横浜市営地下鉄で初めてVVVFインバータ制御を導入、現在ではATOによるワンマン運転を行う。全長18m級で車体は片側3扉の軽量ステンレス製。 大きく分けて5種類の車両形式があり、先頭部が丸くクロスシートを備えた3000A形、クロスシートがなくなり、前面のデザインが直線的になった3000N形、前面窓の下部に丸みを持たせ、車体構造を変えて側面のビードをなくした3000R形、3000R形と同じ車体で機器を流用して製作された3000S形がある。また、2017年に3000A形更新作業時の予備編成として3000V形1編成を導入した。
製造初年 | 2017年(3000V形) | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 先頭車18.54m/中間車18.0m | 主電動機出力 | 140kw |
軌間 | 1435mm | 運転最高速度 | 80㎞/h |
電力方式 | 直流750V | 在籍両数 | 12両(A)・36両(N)・84両(R)・36両(S)・6両(V) |
集電方式 | 第三軌条 | 編成両数・本数 | 6両×2本(A)、6本(N)、14本(R)、6本(S)、1本(V) |
3000A形の老朽化に伴い導入した車両で、3000形の「く」の字形状を継承しつつも曲面を使用したデザインを採用した。車内は、3000V形をベースとしつつ、より一層のお客様サービス向上を目指し、車いすやベビーカーエリアの床面標記や二段手すりを追加したほか、座面シートの改良や空調吹出口の改良により、お客様の快適性を向上した。さらに、車両内へのセキュリティカメラの設置や袖仕切りの大型化により、安全性の向上にも力を入れた。
製造初年 | 2022年 | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 先頭車18.54m/中間車18.0m | 主電動機出力 | 140kw |
軌間 | 1435mm | 運転最高速度 | 80㎞/h |
電力方式 | 直流750V | 在籍両数 | 48両 |
集電方式 | 第三軌条 | 編成両数・本数 | 6両×8本 |
グリーンラインで使用する車両で、2006年に試作車が登場し、2008年の開業までに4両編成15本の60両が落成した。ATOによるワンマン運転を行い、運転席は進行右側に配置。最高速度はリニア駆動地下鉄のなかでは日本最速の80km/h。全電動車で、VVVFインバータ制御だ。車体はアルミ製で、全長15.5mの片側3扉となっているが、先頭車は乗務員室のスペースを確保する目的で中間車より600mm長い。 2014年には朝ラッシュ時間帯の輸送力増強に対応するため2編成を増備し、17編成体制とした。 グリーンライン沿線地域は、駅周辺の開発が進むなど将来的にも発展が期待されるエリアであることから、2022年より17編成中10編成の車両で中間車両を2両増結し6両化とした。
製造初年 | 2006年 | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 先頭車16.1m/中間車15.5m | 主電動機出力 | 135kw |
軌間 | 1435mm | 運転最高速度 | 80㎞/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 88両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 6両×10本、4両×7本 |