東葉高速鉄道の初の新車で、乗り入れ先の東京メトロ東西線と共通設計の車両。2004年から2006年にかけて、10両編成11本(計110両)が製造された。火災対策や衝突時の安全性向上を図りつつ、新製コストの削減も意識されている。片側4扉・全長20m級のアルミ製ダブルスキン構造車体で、東京メトロ05系と同一設計ながら、車内外の配色は異なっている。ラインカラーは「陽は東から昇り西に沈む」という東葉高速線の路線イメージに基づき、サンライズ(赤)、デイタイム(白)、サンセット(オレンジ)を組み合わせている。走行機器にはVVVFインバータを採用し、台車はボルスタレス式。東西線との直通運転に対応する一方、JR線には乗り入れないため、JR線用機器は未搭載である。2022年から2025年にかけて、列車無線の更新、ATC(自動列車制御装置)の更新、および東京メトロ東西線との直通用にATO(自動列車運転装置)の追設が実施された。列車無線は従来の誘導無線方式から空間波無線方式に変更され、ATCは地上信号方式から車内信号方式へと移行したことにより、安全性と運行効率が一層向上している。
製造初年 | 2004年 | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 先頭車20.27m/中間車20m | 主電動機出力 | 165kW |
軌間 | 1067mm | 運転最高速度 | 100km/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 110両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 10両×11本 |