1992年から1998年にかけて6両編成6本の36両が製造された。旅客サービス向上と、省エネ、省資源、省力化を目指しており、1000系に引き続いてATO(自動車転)によるワンマン運転設備を備えている。全長20m級の片側4扉の車両で、車体はオールステンレス製とし、全体的に丸みを帯びたデザインとなった。走行機器にはVVVFインバータを、台車はボルスタレス式を採用している。車内には車椅子スペースを設けたほか、出入口には路線図式の車内案内表示装置を設置した。空港線と箱崎線で使用されるほか、JR筑肥線への乗り入れ運転も行う。
製造初年 | 1992年 | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 先頭車20.5m/中間車20.0m | 主電動機出力 | 150kW |
走行輪中心間隔 | 1067mm | 運転最高速度 | 75km/h |
電力方式 | 直流 1500V | 在籍両数 | 36両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 6両×6本 |
1980年から1986年にかけて6両編成18本の108両のほか、代替で1両が追加された。ATO(自動運転)によるワンマン運転を行っており、1982年には鉄道友の会よりローレル賞を受賞した。全長20m級の片側4扉の車両で、車体はセミステンレス製。制御方式は電機子チョッパ制御を採用し、空気バネ台車を使用している。1998年から2005年にかけて、制御装置のVVVFインバータ化のほか、車内案内表示器や車椅子スペースの設置を行い、全車が1000N系となった。空港線と箱崎線で使用されるほか、JR筑肥線の直通列車にも運用され、JR線内では車掌が乗務している。
製造初年 | 1980年 | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 先頭車20.5m/中間車20.0m | 主電動機出力 | 150kW |
走行輪中心間隔 | 1067mm | 運転最高速度 | 75km/h |
電力方式 | 直流 1500V | 在籍両数 | 108両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 6両×18本 |
七隈線用の車両で、2004年に4両編成17本の68両が作られた。リニアモーター駆動方式を採用した小型の車両で、ATOによるワンマン運転を行っているが、乗務員室の構造はシンプルで、最後尾となる場合には乗客が利用できる。全長16.5m級の片側3扉の車両で、ドイツの工業デザイナーによりデザインされた車体はダブルスキン構体によるアルミ製。走行機器はVVVFインバータを採用し、すべての車両が電動車である。各台車にはリニアモーターを搭載する。車内の座席は一人ずつ区分されており、車端部には液晶モニタよる案内表示を行っている。
製造初年 | 2004年 | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 先頭車16.75m/中間車16.5m | 主電動機出力 | 150kW相当 |
走行輪中心間隔 | 1435mm | 運転最高速度 | 70km/h |
電力方式 | 直流 1500V | 在籍両数 | 68両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 4両×17本 |