南北線既存車両の置き換えのために登場した。1995年から2011年にかけて、6両編成20本の120両が落成している。従来の連接構造をやめてボギー車とし、扉の数を増やして乗車効率の向上による混雑緩和を目指した。片側4扉、全長18.4mの車両で、車体はアルミ製として塗装を行っている。走行機器にはVVVFインバータを採用し、台車はゴムタイヤ式のボルスタレス台車だ。2009年投入車からはATO(自動運転)によるワンマン運転の対応車両となり、車内の案内表示器は液晶モニタを採用した。既存の5000形もワンマン運転に対応するための改造を行った。
製造初年 | 1995年 | 制御方式 | VVVF |
---|---|---|---|
全長 | 18.4m | 主電動機出力 | 150kW |
走行輪中心間隔 | 2230mm | 運転最高速度 | 70km/h |
電力方式 | 直流750V | 在籍両数 | 120両 |
集電方式 | 第三軌条 | 編成両数・本数 | 6両×20本 |
路線延伸に対応した車両で、新技術の導入をはじめとしたモデルチェンジを行った。1998年から2008年にかけて168両が落成し、同線の車両を統一した。当初は延伸用の7両編成と既存車両の増結車が製造され、後に既存車両を置き換えている。東西線では車庫線で無人回送運転を行っており、そのための機器を搭載している。片側3扉、全長18mの車両で、車体はアルミ製として塗装を施工。走行機器はVVVFインバータを採用し、ゴムタイヤ式ボルスタレス台車を履く。現在7両編成24本が活躍し、ATOによるワンマン運転とホームドアに対応している。
製造初年 | 1998年 | 制御方式 | VVVF |
---|---|---|---|
全長 | 18m | 主電動機出力 | 70kW |
走行輪中心間隔 | 2150mm | 運転最高速度 | 70km/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 168両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 7両×24本 |
東豊線7000形の更新車両として、ATO・ワンマン運転化に対応した9000形車両は、2015年から2016年にかけて4両編成20本の80両が完成している。1両片側3扉、全長18mでアルミ車体に塗装を施工している。環境負荷低減を目的に、既存車両の台車の再利用や消費電力の少ない電気装置などを積極的に採用している。ユニバーサルデザイン対応として、各車両に車椅子スペースを設置している。また、両先頭車の乗務員室内に非常梯子を設置し、さらに客室内にも設置し、より一層の安全対策を施している。
製造初年 | 2015年 | 制御方式 | VVVF |
---|---|---|---|
全長 | 18m | 主電動機出力 | 70kW |
走行輪中心間隔 | 2150mm | 運転最高速度 | 70km/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 80両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 4両×20本 |